【Macライフ】MacBook Proのキーボードにチャタリング現象勃発!キーボード修理プログラム適用される?
先日、MacBook Proを使って文字入力の作業していたら、文字が思ったように入力できない事案が発生。例えば「〇〇なのに」と打とうとしたら「〇〇なんおに」となってしまうんですね。最初はなんでそうなるのかわからなかったんですが、色々とキーボードを打って試したところ「n」のキーを1回入力すると「nn」と2回連続で文字が入ってしまっていることが発覚しました。
この1回のキー入力でその文字が2回以上続けて入力されてしまう現象を「チャタリング」と呼ぶんですが、原因はキーボードの物理的不具合だったり、OSの誤作動だったりと様々。とりあえず自分でなんとか対処できないか色々と方法を試してみることにしました。
まずMacの不具合を解消する方法として「PRAMクリア」と「セーフモード起動」という方法があるので試してみます。
- PRAMクリア
- NVRAリセットとも呼ばれる方法で、キーボードの「P」+「R」+「Command(⌘)」+「Option」を同時に押しながら起動する方法。Macの初期設定やキャッシュなどがクリアされるので不具合が改善される可能性があります。
- セーフモード起動
- 「Shift」キーを押しながら再起動することでセーフモードで起動することができます。このモードで起動すると不要なキャッシュなどもクリアされるため、Macが誤作動を起こした際にはこのセーフモードを使った起動が有効に働く場合があります。Appleシリコンを搭載したMacの場合は、操作方法が異なりますが詳細はMac公式サイトを参考にしてください。
調べてみたところ、この2つの方法でMacのチャタリング症状が直るとのことが書かれている情報を見つけたりもしたが、残念ながら私のMacBookはこのPRAMクリアとセーフモード起動では不具合は直りませんでした。
なんとかならないものかネットで調べていると、今度はApple公式のページで「MacBook、MacBook Air、MacBook Pro キーボード修理プログラム」というのを発見。
そのAppleのページには、対象モデルのMacBookにて以下の症状が現れることが確認されているとのことです。
- 文字が勝手に反復入力される
- 文字が表示されない
- 押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない
この不具合が確認されている対象モデルは以下の通りとなっているようです。
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)
- MacBook (Retina, 12-inch, 2017)
- MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)
- MacBook Air (Retina, 13-inch, 2019)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2019, Two Thunderbolt 3 ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2016)
- MacBook Pro (15-inch, 2017)
- MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2018)
- MacBook Pro (13-inch, 2019, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2019)
この中に私のMacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)も含まれていました。つまり上記のモデルのMacBookはキーボードが壊れやすいということなのです。これは無償で修理してもらわないと…ということで、早速Appleストアに予約を取って症状を見せに行ったんですが、、このキーボード修理プログラムは購入から4年間が無償修理の対象(うちのMacBookは2017年購入なので対象外)で、それ以降は修理代金約8万円とか言われてしまい…さすがに8万円出すぐらいなら新しいものを買ったほうがマシなので修理を諦めました。
修理もできず、このままでは「N」キーがチャタリングの不具合を抱えたままMacBookを使わないといけないのかなぁ…と思っていたその時、このMacBookのチャタリング問題を解決してくれるというアプリ「Unshaky」を見つけたのです。
このアプリは、キーボードの同じキーから連続して届く入力信号を1つの信号として変換してくれるという神アプリで、連続する信号の間隔(ディレイ値)も自分で設定できるというもの。アプリの推奨ディレイ値は40msということでしたが、この設定だと促音(”っ”等)入力時にうまく入らないことがあるので、20~30msに縮めたらなかなかいい感じで「N」キーのチャタリングが収まりました!
このアプリ「Unshaky」の使い方はとても簡単で、ダウンロードしたアプリを立ち上げたら「Unshakyの設定」ウィンドウが現れるので、チャタリングしていると思われるキーのディレイ値に任意の数値を入れるだけ(上写真はNキーのディレイ値を20msに設定)。またメニューバーのアプリロゴ(蝶のマーク)>「多重入力の抑制〇〇回」というところを選択すると、チャタリングが起こったと思われるログも確認できるので非常に親切なアプリ設計ですね。
もちろんこのアプリを使った補正は根本的な解決にはならないのですが、この「Unshaky」を立ち上げておけばちゃんとチャタリング無しで入力することができるので、修理も高額でできない以上、このアプリの力を借りてこのMacBookのチャタリング問題を対処したいと思います。
もしも私のようにこのMacBookのチャタリング問題で悩んでる人が居たらぜひこのアプリ「Unshaky」を使ってみてくださいね!