スーパマリオブラザーズ発売35周年を記念して無料配信中のスイッチのゲーム「SUPER MARIO BROS. 35」をプレイレビュー!
今回のゲームレビューは、スーパーマリオブラザーズ発売35周年を記念して2020年10月1日~2021年3月31日までの期間限定で無料配信されている「SUPER MARIO BROS. 35 / スーパーマリオブラザーズ35」(ニンテンドースイッチ)。このゲームは、あの懐かしのファミコンゲーム「スーパーマリオ」を総勢35人で遊んで生き残りを競うバトルロイヤル(バトロワ)系ゲームとなっている。
スーパーマリオが発売されたのは1985年。私がまだ8歳の頃だったが、ファミコンを持っている友達の家に集まって、みんなで順番で遊んでいた記憶がある(笑)。うちの家は親が厳しくてファミコンを買ってもらえなかったので、その友達の家でしかできなかったんだけど、まぁあの当時のファミコンは本当に神のような存在だったなぁ・・。あの当時のスーパーマリオを35人で一斉にやることができるなんて・・・ファミコンで育った私世代の大人の心に響くゲームだなぁ・・・っと、オッサンの昔話はこの辺で、実際にこのスーパーマリオ35がどんなゲームになっているのか、早速プレイしてみたいと思う。
スーパーマリオブラザーズ35をスタートさせると、ゲームメニューがあらわれるが、一番上がこのゲームのメインとなる「35人バトル」、その下は期間限定で配信されるイベント、そしてその下はコース練習、プレイ状況を確認できるステータス、操作方法などを設定するオプションが用意されている。
また、このスーパーマリオブラザーズ35では、デイリーミッションも用意されていて、ミッションをクリアするとコインを獲得することができる。
それでは「35人バトル」に挑戦してみよう。35人バトルを選択すると、まず最初にコース選択画面が現れる。このスーパーマリオブラザーズ35では、ここでそれぞれのプレイヤーが選んだコースが集計され、それを順番にクリアしていくことになる。
1-1などの優しいコースばかりだとクリアが容易なので長期戦になるし、難しいコースが選択されると脱落者も多くなる。どんなゲーム内容になるかはその都度変わってくるところも楽しい要素だ。なお、選択できるコースはゲームをやってクリアしていくごとに増えていくシステムとなっている。
またコース選択の隣には、初期状態に持ち込めるパワーアップアイテムを選択できる。例えば、上から2番目のキノコを持ち込めば、最初からきのこを食べて大きくなったマリオでプレイ開始できるということだ。なお、この持ち込みパワーアップは、以前のゲームで稼いだコインを使って購入することになる。
コース選択とパワーアップ選択が終わったら、いよいよ35人マッチングの開始だ。35人を集めるのはかなり大変なのかなぁと待っていると・・・・
マッチング開始から数秒程度で35人全員が出揃う。このスーパーマリオ35は、ゲームが始まってまだ間もないからか、かなりのプレイヤーで盛り上がっており、人が少なそうな夜中でも簡単に35人全員が出揃ってすぐにゲームが始まる。
35人全員がマッチングしたところで、いよいよゲームがスタートする。コースの最初は「1-1」を選択するプレイヤーも多いため、だいたいこの超懐かしい1-1のステージから開始となる。
上は実際のゲーム画面となるが、中央の大きなウィンドウが自分がプレイしている画面で、その両脇にはその他の34人のプレイ画面が表示されている。画面の各場所の詳細は以下の通り。
- 1 : 残り時間
- ゲームの残り時間。タイムが「0」になるとゲームオーバーとなるが、敵を倒したりステージクリアしたりすると伸びる。
- 2 : 敵を送り込むターゲット
- 赤いカーソルは、現在自分が敵を送り込むターゲットにしているキャラクターの画面で、自分が敵を倒すと同じ敵キャラが相手のステージに送り込まれる。左スティック(初期設定のままの場合)で選択可能
- 3 : コインルーレット
- ゲーム内でコインを20個貯めると1回ルーレットを「x」ボタンで引くことができる。ルーレットでは、キノコ、フラワー、スター、BOM(画面上の敵を殲滅)のどれかを獲得できる。ルーレット発動後、自分でもう一度「x」ボタンを押せば任意のタイミングでストップさせることもできる。
- 4 : ターゲット選択モード
- 敵を送り込むターゲットは手動(左スティック)で選択できるが、右スティックでモードを選べば、それに合わせて自動でターゲットを選択してくれる。各モードは「ピンチねらい」はピンチのキャラ狙い、「コインねらい」はコインを多く持ってるキャラ狙い、「カウンター」は自分を狙っているキャラにカウンター、「ランダム」はランダムにターゲットを決定、となる感じ。
- 5 : ステージの状況
- 現在のステージの状況が確認でき、左端がスタート地点で右端がゴール。敵のアイコンは、その位置にその敵が居ることを示している。宝箱の数字は(多分)優勝すると貰えるコイン・・かな?まだ1位になったこと無いからわからないけど(笑)。また他プレイヤー画面から繋がっている赤い線は、自分をターゲットにしているプレイヤーをあらわしている。つまり写真は現在3人が私をターゲットにしているということだ(やめて・汗)
また倒した敵をターゲット先のステージに送り込むことができるので、こうしていきなり普通のステージの途中で、ボスキャラであるクッパまで登場してしまうこともある。強敵を倒してどんどんとターゲット先に敵を送り込めば、そのプレイヤーはピンチに陥る、というわけだ。
生き残っているプレイヤーが残り5人になると、右上に表示されている残り時間タイマーが赤くなり、タイマーがガンガン減っていくモードになる。ゲーム音楽も早くなり、いよいよゲームもクライマックスだ。
このとき、私はのんびりステージを進んでいたので、気がついたら残り時間が「0」になってしまっていた(苦笑)。残り時間がゼロになると、強制的にゲームオーバーとなる。
自分キャラが倒される、もしくは1位になればゲーム終了となり、最後に稼いだコインとK.O.数(倒したキャラの数)、そして今回の順位が表示される。私は今回のゲームでは惜しくも4位となった。
またゲームをやり込んでいくとランクもアップしていき、ランクが上がると自分のキャラに使えるアイコンやコインを貰うことができる。ランクはゲーム内での強さには関係無いが、どれぐらいやり込んでいるかの目安にはなるだろう。
また自分のキャラがゲームオーバーになってしまったら、すぐに他のゲームに再戦することもできるが、他のプレイヤーのゲームを観戦することもできる。他の人のプレイを見ながら自分のプレイの参考にしたりできて面白い。ちゅうか、最後まで残っているプレイヤーはプロみたいにうまいなぁ・・。
以上がスーパーマリオブラザーズ35を実際にプレイしてみて分かったゲームの概要だ。やってみた感想としては、スーパーマリオのゲーム自体が非常に単純なゲームなので、直感でプレイできて純粋に楽しいと感じた。また他人と競い合うというバトロワスタイルのゲームになっている分、余計にのめり込んでしまい、気がついたらもうこんな時間・・・なんてことも(笑)
このスーパーマリオブラザーズ35は、ゲームを進めていく上で、例えば残り時間を稼ぐには、ファイアーボールで倒すよりも、踏んづけ、もしくはスターの無敵状態で連続で倒していったほうがボーナスが稼げるだとか、各ステージのアイテムの在処を覚えたほうが有利だとか・・・そういったより詳しい攻略方法は、実際にやり込んでいけば自然と体が覚えてくるというのも、スーパーマリオブラザーズらしい素晴らしいゲームデザインだと思う。
ベテランから初心者まで、誰でも楽しく遊べるこの「スーパーマリオブラザーズ35」は、無料ゲームとして相当優秀だと思うので、Nintendo Switch Online に加入してる人は、ぜひダウンロードして遊んで欲しいと思う。